人参通信第7号を発行しました
ロハスプラザでは、農薬や化学肥料を使わず人参を栽培しています。
人参栽培の様子や、人参の栄養、さまざまなトピックスについては、毎月発行する「人参通信」でご紹介しています。
今回は10/15発行の第7号をご紹介します。バックナンバーはロハスプラザ・オンラインショップでご覧頂けますので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
人参はビタミンCを壊すという通説を聞くことがあります。栄養たっぷりで身体にいい人参がそんな悪さをするとは信じがたいということで、詳しく調べてみました。
人参には「アスコルビン酸酸化酵素 ( アスコルビナーゼ ) 」という酵素が含まれており、これがビタミンCを壊す理由になっているようです。
この酵素は「ビタミンCを破壊する酵素」といわれ、ビタミンCを含むものを一緒に摂取するとビタミンCを壊し、摂取できるビタミンCの総量を減らすと言われてきました。
ビタミンCには「酸化型ビタミンC」と「還元型ビタミンC」という2種類があり、アスコルビン酸酸化酵素により還元型ビタミンCは酸化型ビタミンCに変化します。
この酸化型ビタミンCは身体に影響があるものと考えられていなかったため、ビタミンCが減少したと言われていたそうです。
しかしその後の研究により、還元型でも酸化型でも人の身体の中での効力は同じということが分かりました。そのため「四訂食品成分表」の食品に含まれるビタミンCの量は「還元型ビタミンC」と「酸化型ビタミンC」の総量がビタミンCとされています。これらの内容については文部科学省の日本食品標準成分表2015年版 (七訂) に記載されています。
人参がビタミンCを破壊するということはありません。安心して人参を召し上がってください。
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