今日から始められる!かんたん腸活ベスト3
近年の研究から、腸内環境が人の健康に大きな影響を及ぼすことが分かってきました。
食事や生活習慣を少しずつ改善するだけで、腸内フローラを整え、健康的な身体を作ることができます。
今日は、今日からできる簡単な腸活を3つご紹介します。
1. 食物繊維を含んだ食品を多く摂る
腸内環境を整えるために欠かせないのが食物繊維です。
特に日本人の食物繊維の摂取量は、戦後大きく減少しました。
これは、食生活の西洋化(肉を中心とした食事)や加工食品の増加などが影響しています。このような食生活の変化は、腸内細菌のバランスを崩し、悪玉菌が増加する原因となります。
食物繊維は「第6の栄養素」とも呼ばれ、腸内細菌のエサとなり、腸内フローラを整える役割を果たします。
食物繊維は消化されずに腸に届き、腸内環境を良好に保つ役割を果たしています。
食物繊維には2つの種類があります。
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水溶性食物繊維
水に溶ける性質があり、腸内で善玉菌を増やす働きがあり、便を柔らかくする効果も期待できます。
例:海藻類(わかめ、昆布)、果物(リンゴ、柑橘類)、オートミール、キノコ類 -
不溶性食物繊維
水に溶けず、腸内で膨らみ、腸の運動を促進します。
便秘の予防や解消に効果的です。
例:野菜(キャベツ、ほうれん草)、全粒粉のパンや穀物、豆類
この二つの食物繊維をバランスよく意識的に摂ることで、腸内環境を整えることができます。
2. 毎日使う調味料を変える
日本の伝統的な調味料(醤油、味噌、酢、みりんなど)は、本来、発酵を通じて作られるものです。
発酵食品には腸内で善玉菌を増やし、腸内フローラのバランスを整える作用があります。
しかし、現在市販されている多くの調味料は、添加物を使って短期間で製造されています。
昔ながらの製法で作られた発酵調味料を選ぶことが、腸活には効果的です。
伝統的な醤油や味噌は、発酵過程で有益な酵素や乳酸菌が豊富に含まれており、これらが腸内の善玉菌をサポートします。
普段使う調味料を少し高価でも発酵食品を選ぶことが腸活にもつながります。
3. 歩く
運動不足やストレスは腸内環境を悪化させる原因のひとつです。
運動が腸内環境に与える影響についての研究も多く、適度な運動は腸内フローラを改善し、便秘解消にも役立つことが分かっています。
「運動を始めるのはハードルが高い」と感じるかもしれませんが、いきなり激しい運動を始める必要はありません。
まずは、普段の生活の中で歩く量を増やすことから始めてみましょう。
例えば、エレベーターやエスカレーターの代わりに階段を使う、最寄りの駅で降りて一駅分歩くなど、小さな習慣を積み重ねるだけでも腸内環境の改善に繋がります。
まとめ
食生活や生活習慣を少しずつ見直すことで、腸内環境に大きな変化をもたらすことができます。
今日からできることを少しずつ取り入れて、腸活を始めてみてください。
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