人参通信18号「糖尿病治療と人参」を発行しました!

 


定期的に発行している人参通信では、愛媛県西条市にあるロハスプラザで行っている人参栽培の様子や人参に関するトピックスをご紹介しています。

4月に発行された春の人参通信を紹介します。ぜひお楽しみください。


人参通信18号 愛媛県西条市 無農薬人参畑より


土づくりをしている圃場では、間もなく種まきが始まります。

人参の種まきは春と秋に行うのが一般的ですが、気候変動による温暖化の影響から他の時期でも発芽、栽培できるのではないかと実験的な取り組みも行っています。

農業は自然との共同作業です。自然の変化に対応しながら、よりよい人参を栽培できるように努めています。

無農薬栽培のにんじん畑 愛媛県西条市


にんじん川柳 受賞作品


2025年1月に開催した「キャロタン誕生祭2025」では、にんじんをテーマにした川柳を募集し、1885句の応募がありました。

たくさんのご応募ありがとうございました









糖尿病治療と人参


2024年12月、南デンマーク大学の研究チームが糖尿病と人参に関する研究成果を発表しました。「人参を食べることで血糖値が調整され、腸内環境が改善し、2型糖尿病の予防や治療に役立つ可能性がある」そうです。

今回は最新の研究が示した人参の新しい可能性について紹介します。この研究によると、ニンジンに含まれる「生理活性物質」が、2型糖尿病の治療薬と似たような効果を持っていることが分かりました。

生理活性物質とは、体の中でさまざまな生理的作用を引き起こす成分のことです。この成分が、糖尿病の改善に役立つ可能性があるとされています。
具体的には、ニンジンに含まれる成分が「耐糖能 (血糖をコントロールする指標)」を改善することが確認されました。2型糖尿病の人は、耐糖能が低くなるため、血糖値が上がりやすくなりますが、ニンジンの成分がそれを改善するそうです。

さらに、ニンジンは腸内環境にも良い影響を与えることが分かっています。
腸内環境が整うことで、血糖値の上昇を抑える効果が期待できるのです。腸内には、食べ物を消化したり、栄養を吸収したりするために重要な細菌が多くいますが、これらの細菌が健康に保たれることが、糖尿病の予防や改善に役立つと考えられています。

実際に、実験では、ニンジンを摂取したマウスの腸内環境に良い変化が見られ、これが糖尿病予防に役立つ可能性があるという結果が得られました。
今回の研究はマウスを使った実験結果ですが、今後ヒトにも同じような効果があるかどうかを調べる研究が進むことを期待したいと思います。




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