昔に比べて野菜の栄養価が減っている4つの理由
健康のために野菜を積極的に摂っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、いくら野菜をたくさん摂っても、野菜に十分な栄養が含まれていなければ栄養不足になってしまいます。
1960年頃と2010年頃の野菜の栄養価を比較すると、現代の野菜はビタミンやミネラルの含有量が約半分になっているそうです。(農林中央金庫「agriweB」より)
今日はその理由として考えられる4つの原因について考えてみたいと思います。
1.分析方法の変化
50年前と今では、成分分析の方法も進化し、より精度が高い方法が使われるようになっています。
現代の分析方法(HPLC法)は昔の方法(滴定法、比色法)よりも精密で、結果として低い値が出る傾向があります。
50年前と栄養素を比べている場合に、同じ方法で分析比較した結果ではないという点に留意する必要があります。
2.旬以外の生産
ハウス栽培の普及により、旬以外でも野菜が生産されるようになりました。
旬の時期は栄養価が高いため、年間平均値を取ると相対的に低くなります。
どの時期に収穫した野菜なのか、同じ条件で比較した結果ではないという点にも留意しましょう。
3.品種改良
この50年で野菜の品種改良も進みました。
病気に強い品種や、多くの人に好まれる味に合わせた品種が開発される一方で、栄養価が低下した可能性があります。
4.土壌の変化
化学肥料や農薬の使用増加により、土壌の質が変化し、栄養価に影響を与えている可能性があります。
微生物までも済むことができない土で育てた野菜は、見かけばかりで、栄養素が十分に含まれていない可能性もあります。
まとめ
このように、大きく4つの点に留意して野菜に含まれる栄養素の減少は受け止める必要があるでしょう。
日々の生活においては、しっかりと栄養管理された野菜や、栄養価が高い旬の野菜を食べることを心掛けたいですね。
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